これは実は大きな間違えなのです。目標とすべきは、一株当り株主資本価値の最大化となります。
なぜなら、単に会社が借入を行い入金したら、企業価値は借入を行った金額と同額増加します(=企業価値とは借入金と株主価値の合計だからです)。
では株主価値の最大化を目標とすればいいかというとこれも違います。なぜなら、単に有償増資をすれば、同額だけ株主価値は上がるのです。株主価値が増加すると株主はハッピーといえるのでしょうか?
株価又は一株当り利益、安全性が下がる場合も多々あるからです。
よって、経営者は一株当りの株主資本価値を最大化する必要があります。
現状の低迷している株式市場等考えれば、株主価値は減少しますが、自社株買いが最も「一株当り株主資本価値」を高くする投資?といった場合が多いと思います。
山沢
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